理学療法士のひとりごと
足がつるってどういうこと??
2024-06-01
夏の気配を感じる季節となり、気温が上がるにつれ「足がつりやすい」と訴える患者さんが多くなりましたが、リハビリを続けることで「足がつりにくくなった」と言っていただくことがあり、とても嬉しく思います。
足がつった状態とは筋肉が痙攣している状態であり、原因は様々ですが、特に運動不足や疲労からくる血行不良、ミネラルの不足(マグネシウム、カルシウム、カリウム等の栄養素)、水分不足が関係しているといわれています。
運動不足や筋肉の疲労が原因で血流が悪くなると、運動中だけでなく就寝中も足がつる原因となります。
また、ミネラルは、筋肉の伸び縮みを調整する為に働く栄養素で、特にマグネシウムに関しては、不足すると筋肉を緩める為の機能が働きにくくなるとされています。さらに水分が不足することで、血行は悪くなり、ミネラルのバランスも崩れやすくなります。
その為予防としては、ストレッチによる血流の改善と、ミネラルが豊富な食材(海藻類や大豆類、アーモンド等)の摂取、水分の摂取が大事だと考えられます。
ここに、ストレッチの一例を紹介させていただきます。
- 椅子の端に座り、伸ばしたい方の足の踵を床に付けます
- 伸ばしたい方の足と同じ側の手でつま先を体の方に引っ張り膝を伸ばします
- 息を止めずに20秒数えましょう
- 手すりやテーブル等につかまり、伸ばしたい方の足の踵を床に付けます
- 伸ばしたい方の踵が床から離れないようにしながら体を前に倒します
- 息を止めずに20秒数えましょう
どちらのストレッチも、痛みを確認しながら行い、引っ張る強さや膝の角度を調整してください。
テレビを見ながらでも出来ますので、継続して行いつりにくい体を作っていきましょう。
もっと詳しく知りたい方は、理学療法士までお尋ねください。また当院では、上記以外の運動の指導も行っております。併せてお気軽にお声掛けください。
連絡先
深谷クリニック 0247-33-3223
デイサービスサティ/サミイ 0247-51-9101
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